院内保育園は子を持つ看護師の救世主

院内保育園は子を持つ看護師の救世主

院内保育園は,子どもを持つ看護師にとっての救世主です.なぜなら,こちらのニードに合わせた対応をしてくださるからです.
 まず,出勤場所,つまり病院の中に保育園があるので通勤が楽です.公営や民間の保育園へ預けると,その保育園へ寄ってから出勤しなければなりません.通勤路の途中に保育園があればよいのですが,そう都合よくいくことは少ないです.保育園の立地場所によっては,わざわざ病院とは逆方向へ預けに行かなければならず,その分早く家を出発する必要性が生じます.しかし,院内保育園でしたら職場へ行けば良いので,朝などは貴重な時間の節約になります.
 次に,預かってくださる時間帯が柔軟です.看護師の勤務は年中無休で24時間です.その特殊な勤務に合わせて,早朝から夜遅くまで,あるいは夜勤時にも預かってくださいます.土日祝祭日にも対応してくださり,本当に助かりました.
 さらに,子どもが体調を崩した際にはすぐに迎えに行け,状態によってはそのまま自分の勤務する病院を受診させてから帰宅することが可能です.子どもが転んで前歯がグラつき,受診するよう電話でご連絡をいただいたことがあります.その時,体調不良ではないので受診だけで済むと思い,急遽「休憩」として一時病棟を離れさせていただきました.そして,口腔外科を受診し再登園させ,勤務へ戻ることができました.仕事を早退することなく対応できたのも,院内保育園だからこそと思います.
 院内保育園でも,季節の行事や,近くの公園でのランチ,発表会など,子ども達の思い出に残る行事を開催してくれます.季節の行事は,幼稚園や他の保育園とは異なり,親が何かを作成したり当番になってお手伝いするようなことはありません.作成に必要な材料,たとえば牛乳パックやペットボトルなどの提出は求められることがありますが,大した苦労を必要としません.近くの公園でランチをする日は,お弁当を持参しなければなりませんが,年に1~2回しかないので,その位の頻度ならお弁当作りを頑張れます.発表会は,早い時期から日曜に設定してくださるので,勤務の調整ができ,夫と共に参観することが可能でした.卒園式も立派に開催してくださり,毎日働く母への感謝の言葉を子ども達と一緒に考えてくれ,それを聴いたときには感動で涙が止まりませんでした.
 院内保育園は,看護師の大変さを理解してくださる保育士の皆さんの愛であふれています.いつも「お疲れ様です」や「残業で大変でしたね」など,温かい言葉をかけてくださり,疲労困憊していても救われました.そんな理解ある保育士さんのいる院内保育園があったから,私は子ども達2人を育てながら仕事を続けることができました.子ども達も院内保育園で伸び伸び育ち,中学生と小学生になった今でも,時々懐かしく思い出を話しています.看護師をしながら子育てするのは,並大抵のことではありません.でも,そんな頑張る母を支えてくださる人々は沢山います.ぜひ,院内保育園に頼って力になってもらい,大変だけど貴重な乳幼児期を上手に過ごしていってほしいと思います.

2015年3月13日|